「道を極める」不動産投資日記

不動産投資を進めてゆきます。模索の過程や、起こした行動、考えたことなどを記録に残します。

不動産投資の目的

2015年に不動産投資を開始して、まず初めに私が行なったことは、とりあえず購入してみる(笑)、でした。

 

その購入物件は、神奈川県の橋本の駅近くの分譲マンションでした。リニアモーターカーが2027年に開通、橋本にリニアモーターカーの新


駅が作られるという情報を聞いて、何かアクションを起こしたいと思ったのがきっかけでした。

 

それで、その当時、投資資金として現金1000万円ほどがありましたが、橋本に足を運んで不動産屋さん何件かに飛び込み、その時にできる限りの選択肢を挙げて、その中から結局選んだのは500万円ぐらいのワンルームマンションという結論でした。

 

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2015当時の橋本駅前の風景

 

今でも、この物件からは収益が得られているので、それはそれなのですが、その時に思っていたのは、将来値上がりが見込めて(あるいは値下がりしないことが予想できて)、かつ賃貸で貸していれば月々の収益も発生する、というもの。要するに目的もなく戦略もない。

 

どんな行動でもそうですが、やはり本来は目的から戦略を策定して、戦略から戦術を策定してゆくのが筋だと思います。

 

初めての不動産投資から5年が経って、勉強や購入、また購入運用をしながら考えてきた経験を少しずつ積み上げて今現在、不動産投資の目的については明確なものが見えてきたので、書き残しておきたいと思います。

 

 

不動産投資の目的は次の3つに集約されます。

 

目的1:キャッシュフロー

 

目的2:節税

目的3:貯蓄

 

この3つに尽きると思います。この3つのうち複数の場合もあるし、重要度の配分がある。また、その重要度の配分によって、買い方も借り方も変わる。

 

 

それぞれ書いてゆきます。

 

1. キャッシュフローが目的なら

 

資産性よりも、地方都市や首都圏の外殻の利回りの高い物件がいいということになります。ただし、高利回り物件は、反比例して流動性が低くなるので注意(つまり売りづらい)。また地方物件は、空室率を上げる努力が必要です。

当然、借り入れは長期のほうがいいです。

私の目的においても、このキャッシュフローの重要度が高いので、首都圏の周りの木造戸建てや木造アパートを買い進めています。

ちなみに、2の節税(減価償却による税金の繰り延べ)を重視しないなら、RCでもいいかと思っています。

 

2. 節税が目的なら

 

本業、あるいは不動産投資の利益を、未来に繰り延べるための減価償却は、不動産投資の大きなメリットです。

この場合、減価償却を4年で大きく取れる築古木造アパートが向いていますし、その際は減価償却を大きく取れるように、土地よりも建物の取得価を大きく取るように売買契約を結ぶ、など、工夫ができます。

4年保有して減価償却が終わった時点で売却し、売却益は次の物件購入の減価償却で後ろに繰り延べる。繰り延べを続ければ、事実上、永久に税金は後ろに繰り延べられることになります。

また本業の不振の時に、売却益をぶつければ、繰り延べた税金を精算することも選択肢に残すこともできます。

RCなら購入時に建物本体と設備を分けて設備費用を多く取った売買契約を結んで、設備を減価償却に入れる、などの方法も取れます。

役員報酬が大きい個人なら、個人名義の物件購入で個人の税金を抑え、売却時は分離課税(5年保有の長期なら20%)で節税することもできます。

 

 

3. 貯蓄が目的なら

 

貯蓄というのはつまり、売却時に手残りを大きくする考え方です。信用を金融機関からの借り入れに替えて、不動産の資産に替え、家賃で返済し、債務が減ってゆく=貯蓄残高が積み上がってゆく、というイメージです。

この場合はわずかでも家賃>返済であればいいので、借り入れは長期でなくともいいという選択肢も取れることになります。

 

 

以上、不動産投資の3つの目的の話でした。

 

説明が足りない部分もあると思います。

 

私が現時点で重視しているのが1と2なので、実際の事例を用いながら、また書いてゆきたいと思います。