「道を極める」不動産投資日記

不動産投資を進めてゆきます。模索の過程や、起こした行動、考えたことなどを記録に残します。

戸建再生投資のシロアリ防除対策

先日、千葉県市原市で購入した、中古戸建ですが、リフォーム業者さんに床を開けてもらったところ、シロアリがでました。

シロアリが出ました!

シロアリが出ました!

 

 

低い指値が刺さって買えて喜んでいたのですが、ショック!!


とはいえ、落ち込んでも10秒^^


もちろん、転んでもタダで起き上がる気はありません!

 

自分の困り事を通して、世の中の困り事を解決することに、私は一番情熱が湧くからです。

ですので、今回の経験や調べたことを書き残すことで、このブログを読んだ方が役立ててもらえれば嬉しいです。


シロアリとは?生態・食性など

wikipediaによると、

ja.wikipedia.org

 

シロアリ(白蟻)は、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科 (Termitidae) 、あるいはシロアリ目の昆虫の総称(詳細は分類の項を参照)。

主に植物遺体を食べる社会性昆虫である。いわゆる蟻塚のほとんどは、シロアリによって作られる。アリとはまったく異なる系統の昆虫だが、アリのように女王シロアリを中心としたコロニーを形成し、コロニーには数百から数百万の個体が生息する。女王シロアリは世界で最も長寿の虫とされ、30 - 50 年間生存しているものもあると伝わっている。

シロアリにはヤマトシロアリ、イエシロアリのような下等シロアリとキノコシロアリのような沖縄以南に分布する高等シロアリがある。家屋に被害を与えるのは下等シロアリである[1]。


また、

体の大きさや巨大な群れを作る社会性昆虫であることなど、アリとの共通点が多いが、アリとシロアリは全く異なった昆虫である。アリはハチ目(膜翅目)の一員で完全変態を行う昆虫であり、幼虫は蛆のような形態をしている。一方、シロアリはゴキブリ目(網翅目)に属する不完全変態の昆虫である。シロアリでは幼虫も成虫によく似た形態をしている。


他、

日本本土に分布する種では、ヤマトシロアリ Reticulitermes speratus と、イエシロアリ Coptotermes formosanus が普通である。この2種はいずれもミゾガシラシロアリ科に分類される。

ヤマトシロアリは枯れ木の中に巣穴を作って生活している。巣穴は網目状になった孔の連続からなり、シロアリはその周辺を食べながら巣を広げる。場合によっては表面に木くずを積み重ねたトンネルを造ってその中を移動する。広い面積を食べることは少ない。

一方、イエシロアリは地下に穴を掘り、木くずや土でかためられた大きな巣を作り、この中に女王がいる。この巣を中心にしてトンネルを掘り、あちこちを食うので木造家屋などでは大きな被害が出る。根絶は難しいが、巣を発見・摘出することによって被害の進行をある程度止めることが出来る。

 


とのこと。

シロアリって、蟻というよりゴキブリの仲間なんですね。


今回の物件の被害では、シロアリが食べた痕や蟻道(ぎどう)はあるが、シロアリ成虫自体は今の所見つからなかったとのこと。

梅雨の頃からシロアリの活動は活発になるとのことで、今は地中の穴の中にいるのか、それとも近所の別の家を食べに行っているのかは分からない、という話でした。

 

シロアリ防除の薬剤は天然系?非天然系?

それで、今回、シロアリ駆除と今後の防止をしてくれるシロアリ防除業者さんを探したのですが、一社はリフォーム業者さんが取り次いでくれた会社、もう一社は木防協さんという経済産業省国土交通省の認可を受けた協同組合。

見積内容は、薬剤の縁の下への散布と木部への薬剤の打ち込みが坪単価の見積で、玄関や浴槽まわりなどの床下に潜れない場所はスラブ処理という地面への薬剤注入を別途での合計。

また、薬剤は天然系の薬剤と非天然系の薬剤の大きく2種類があることが分かりました。あとはいずれも5年間の保証。

薬剤について調べてみると、天然系の薬剤と呼ばれているものが菊エキスから作ったピレトリンやヒバ油、ホウ酸などの成分のものがあり(やっぱりゴキブリの仲間なのでホウ酸なんですね。)、非天然系の薬剤と呼ばれているものがネオニコチノイド系のクロチアニジンやトリアゾール系のヘキサコナゾールのようです。

クロチアニジンは、昆虫類の神経系に作用する物資(神経毒)で、神経系が異なる哺乳類はじめ脊椎動物には作用が少ないものが選ばれているようですが、それでも毒性に気をつける必要があるようです。ヘキサコナゾールは抗菌剤なので、木部の防腐剤です。

また、どの薬剤も効果は最大5年程度。5年が過ぎて再度施工をしないと無防備の状態になってしまうようです。

昆虫類の神経毒薬剤はミツバチの大量失踪の原因になったり、今では使われなくなったもっと効果の長い薬剤(クロルデンやクロルピリホス)もあるけれど、それだけ長く環境に留まり長く環境に影響を与え続けることなども知りました。


シロアリを放っておくとどうなる?

もう1つ、気になって聞いてみたのが、このシロアリ被害を放っておくとどうなるか?ということです。

食害が進めば、床が抜ける、柱が朽ちて崩落する(例えば地震の時などに)などが考えられます。

やっぱり入居者さんに、事故などの被害が起きるようなことは避けたいですね。

 

ただ、リフォーム工事で、シロアリが食っている床の木部は取り替えますし、5年しか防蟻材が持たないことを考えると、数年おきにシロアリ防除を繰り返さなければならないことになります。

シロアリが原因で急に家が崩れることはなく、最終的には地震や災害があってはじめて家が傾くなどの不備に繋がるのでは?という予想もあります。その場合は保険を効かせて修理も出来る訳で。

また、階段下など侵入不可の箇所もあるので、そこには施工ができないとのことでした。

 

 

はたして、シロアリは恐れるものなのでしょうか?

シロアリ防除の施工は、リーフォーム完了後なので、少し検討したいと思います。放っておくとどうなるのか、実際のところを試してみたい気持ちもあります。

他、自分で出来る簡易タイプのシロアリ防除材もあるようです。シロアリが巣に持ち帰って巣で効く毒餌剤タイプなら薬剤散布による健康被害も少ないと想像できますし、今のところシロアリの成虫はいないので床下を綺麗にして毒餌剤を設置すれば他所に行ってくれるのでは?という淡い期待もあります。

 

どれも完璧はないのでしょう。

追って、報告をしたいと思います。


シロアリでもなんでも、経験してみることが大事ですね。